![]() ご挨拶「生命の起原と進化」は、多くの人々が共通に抱いている大きな研究課題の1つです。本学会は、地球上における生命の起原を科学的に解明することと、生物進化の攻究により、生命体の本質を明らかにしようと、関係諸分野の英知を集め、互いの連携によって新しい型の総合科学を確立・発展させることによりすることを目的に作られました。主な研究対象として、「宇宙・地球科学」、「前生物化学(化学進化)」、「地質・古生物学」、「生物進化(分子進化・細胞進化)」などが挙げられています。最近では、宇宙における生命体の存在や、生命の起源となる有機物を宇宙に探る研究が、アストロバイオロジーと名づけられ、非常に活発に研究が行われるようになっています。このような分野を含め、広範な学問分野を横断的にカバーし議論を進めていく先駆的な学会組織であると言えます。ところで、「生命の起原」に関する実験科学的な研究が本格化して数十年がたちました。これまでに、世界中の多くの研究者により多くの知見が得られ発展してきています。最近は、化学分析装置が発展したことにより多様な詳細なデータ量が得られるようになってきました。しかしながら、「生命の起原」の謎は解決に近づいたかというと、根本的な部分は、オパーリンやミラーの時代と大きな違いはない言えるのではないでしょうか。また、「生物の進化」に関する研究でも、分子生物学の発展により、いくつもの生物のゲノムが明らかとなるなど、それこそ多くの知見が得られるようになりました。しかし、生命体の本質が明らかになったと言えるかと問われれば、まだ未知の部分が多いとしか答えられないでしょう。 これまでに多くの先輩方がこれらの課題に取り組み、この学会を盛り立ててこられました。学会員、生命の起原に興味をもたれる皆様のご協力を仰ぎながら、本学会の伝統を引き継ぎ、「生命の起原と進化」の謎を少しでも明らかにし、関連分野の学協会との連携や一般の方々への宣伝普及活動なども進めながら、この研究分野がさらに発展するように努めていきたいと考えております。(2010年4月) 生命の起原および進化学会 運営委員長・会長 三田 肇 連絡先:〒811-0925 福岡県福岡市東区和白東3-30-1 福岡工業大学工学部生命環境科学科 電子メール:
|
もどる |